”出役”という習わし。
江田集落
年末も残り8日となりました。
ブログも春を境に、随分と更新が遅れています…。
田植えが終わってからの半年、時間の経つ速度がとにかくはやかった。
必死にしがみつこうにも、日々の記録が疎かになり反省点も多々ありました。
それでも、年末まで大きな怪我や病気に悩まされず、感謝の気持ちで一杯です。
さて、年末最後の集落行事は、お世話に成った道路の清掃。
集落総出で取りかかります!
※掃除前の道
※レーキと言う農具で落ち葉を拾い上げます。
各地域にも呼び名は違えど、集落総出で行事や掃除があるかと思われますが
江田集落では、この取り組みを”出役(でやく)”と言います。
よほどの予定がない限りは、各世帯から1人は出席する。
朝7時半から集合し始めて、8時には作業開始。
そして…取りかかるや…その作業スピードの速さにビックリ!
いや、スピード云々ではなく、僕がお伝えしたいのは”連携”の在り方。
※最後は「ブロアー」で綺麗に吹き飛ばし、落ち葉一つない綺麗な道に様変わり!
声に出さずとも、お互いのやるべきことを瞬時に把握し、行動に移している姿。
いつみても、惚れ惚れします。
例えば、この作業を業者に頼んでお金で解決したと仮定します。
高齢化も進み、身体が動かないなら致し方ないかもしれませんが。
集落からこの”時間”を省いてしまうと
今日見たいな”みんなで会うこと””会ってお互いの体調や生活を伝え合う時間”が減ります。
出役という習慣は、集落存続の意義においても
大切な要素を含んでいると再確認しました。
じいちゃん、ばあちゃんまだまだ元気です(笑)
掃除の後は、師匠の家でつきたてのお餅をいただき、
お母さんお手製の炊き込み御飯をご馳走になりました。
本当に温かい場所。
神山町地域おこし協力隊 / 植田彰弘(うえたあきひろ)
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