2016年を振り返ってみる。

江田集落

今年も残すところ1日。

大きな怪我や風邪に悩ませることなく、無事に1年が終えれることに感謝しかありません!


今年の大きな転機は「江田集落に居を構えたこと」。


3年間、この場所で活動してきて、”いつかこの場所で暮らしをしたい”

という思いが叶った瞬間でした。


いろんな人と交わり、時に間に挟まれながら苦悩を強いられた時間もありました。

それでも、何かを嫌になることなく

「この場所に人が集まり、風景を受け継いでいくにはどうしたらいいのか」

この信念を貫き、自分自身で”選択”をしてきたつもりです。


来年に向けて、その選択した内容も踏まえ、豊富を下記示しておきます。


誰かのため、団体のため、プロジェクトのために、江田集落で活動していない

 活動している思いとしては、誰の為でもなくこの集落の風景、強いてはここに住むおとうさんお母さんの笑顔に結びつくためだと考えています。これから先も、江田集落に想いを寄せる人が集まり、それぞれの身の丈にあう活動を展開し、集落に足を運び続けてくれたら嬉しい限り。もし、そこで集落に移住を…と考えてくれたら、一緒に活動したいですね。


②継続させる意味を考えてみる

僕は0→1にする能力はないと思ってます。しかし、1→2、2→?と継続、発展させることはできるかもしれない。この場所で、田植えや収穫イベントを実施し、多くの人の流れが生まれてきましたが、今後はこの流れを絶やすことなく、また少しずつ住民の方を巻き込んだ展開を考えています。

その為にも、やはりこの場所で暮らすことは一つ大きなポイントになるはずです。この地に暮らし、皆さんと交流することを経て、何ができるのか。何でもかんでも、頼んで、お金を払って終わり。という流れは作りたくない。

この集落に暮らす皆さんが近い将来どんな境遇をイメージし、それが明るい未来なのか、それとも暗い未来になるのか。一緒になって考えていく中で、お互いが手を取り、皆が望む未来へ歩むことができたら…。

来年の大きな課題です。


③仲間の存在

この3年間、色々な仲間に迷惑をかけ、支えてもらいお米づくりをしてきました。

2年前から中心メンバーとして作業をするなか、苦い思いも経験しました。携わるメンバー同士の不一致が原因で間に立ち、帳尻合わせをしたことです。お互い、思いが強く、細かいところで意見が合わないことが多々ありました(笑)

去年、この場所で新旧相交わり”江田集落の新しい活動の一歩”を踏み出し、

『江田集落が好き!という個人の集まりを通じて、今後の発展を考えよう』と

再スタートをきったはずでしたが…これも失敗に終わります。

中心メンバーが離脱し、残されたのは近くに住むシェアハウスメンバーの4人。正直、堪えました。その時、改めて”何か”のために、意識を傾けることなく自分自身が江田集落で素直に動けることは何だろう。この自問自答を繰り返し、今もなお悩んでいるのが正直なところ。

しかし、去年4人のメンバーがそれぞれの暮らしの身の丈に合う活動をしたところ、穏やかに無理なく動けた気がします。

仲間の存在は僕にとって、とても大きな意味を持っています。1人じゃ何一つできない。そして、この集落も含め、上分地区で動くなか、多くの喜怒哀楽を共に感じ、次に繋げていく時間は何事にも代え難い財産になります。この時間をどれだけ生み出せるか。


さぁ、来年は、どんな年になるのかな。

そして、どんな出会いがこの江田集落で生まれるのか本当に楽しみ。


今年一年、稚拙な文章にお付き合いいただきありがとう御座いました!

皆さまにとって、2017年が素敵な一年になりますよう、お祈りしております。


神山町地域おこし協力隊 / 植田 彰弘

江田集落の暮らし

江田に暮らすおとうさんおかあさんの元気につながること。僕が活動していく一つの源。

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