石積み学校始まりますよー!
江田集落
神山町上分江田集落で石積み学校を開講します!
◆初心者の方も大歓迎
コンクリートを用いない空石積みの基本を、実践を通じて学ぶことができます。道具は石積み学校事務局が用意してくれます。
◆腕力に自信がなくても大丈夫
石の持ち方や運び方にもコツがあるので、そんなに力はいりません。それでも運べないときは他の人に任せましょう。次の積み石やグリを準備する役回りも重要です。石積みはチームワーク!
◆3月下旬は江田の菜の花まつり
菜の花の季節、江田集落は1番の賑わいを見せます。
みんなで修復した石積みも、早速たくさんの方の目に映ることでしょう。
(in kamiyamaから抜粋)
皆様のご参加をお待ちしております!!
参加申し込みは、チラシに掲載されている石積み学校事務局(担当:金子)まで
ー ここからは、小言です ー
舞台は、江戸時代の元禄期より棚田が築かれたとされる江田地区。
現在も、多くの石積みが残り、雄大な風景が訪れた人を楽しませてくれています。
一方で、少子高齢化により江田地区も耕作放棄さえた田畑が目立ち
その多くが荒れ、石積みの原型も失いつつあります。
これは江田地区に限ったことではありません。
神山町全体の問題だと認識しています。
石積み学校ではコンクリートを使わず、”空石積み”を基本とした実践方式で
徳島県では、美郷や上勝町でも開催されてきました。
今回、江田地区にある一部の石積みを解体し、再度積み直していきます。
【舞台はこちら!!】
※2年前の棚田
上の写真が、草木に埋もれた棚田の風景
下の写真は、スタッフが草刈りをし石積みの風景が日に照らされた瞬間
僕が江田集落で石積み学校に込める思いは下記の2点です。
①石積みの技術をみんなで共有する
②自分にできる役割を考えてみる
石積みの技術を継承する!
といえば、聞こえがいいですが、まだまだそこまでたどり着けませんし
そんな大きなコンセプトを抱えイベントを企画してません。
本イベントに限らず、よく【後継者不足(技術や知恵の継承)】について話し合うことがあります。
色々方法はありますが、
まず大切なのは関わる人たちが当事者意識を持つことではないでしょうか。
要は、家の石積みを積み直してみたり、※1自家用の梅干しを漬けたり、※2家庭菜園で野菜を作ってみるなど、
身近でできることに取り組んでみることが重要だと考えます。
※1.2は神山町の後継者不足の一例(梅農家や農業従事者)について。
その積み重ねが、諸処の継承につながる。
日常の積み重ねこそ、後継者をつくるきっかけなんですよね。
家の石積みを直すため学びたい、大切な風景を戻したい。
個人が勉強していることに石積みを絡めていきたい。などなど。
それぞれが、一人で問題について荷を背負うのではなく
まずは自分のできることを把握し、各問題についてどう接点を築けるかを
考えることがポイント。
石積み学校@神山町はこれからも継続的に開催していきます。
みんなで楽しみながら石を積み、風景を築いていきましょう!
神山町地域おこし協力隊 / 植田 彰弘
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