一番苦手な代掻き
江田集落
畦波を新調し、いよいよ田んぼに水が入ります!
水を入れた後、土と水を撹拌させ、土をさらに細かく砕く。
この作業を”代掻き”と言います。
厳密には、代掻き前に”荒掻き”という行程をはさみ
代掻きでは細かく砕いた土の表面を平らにし、田植えが出来る状態にします。
※代掻きから田植えまでは、水と土をそれぞれ安定させるために4〜7日置きます。
手作業の場合は、「えぶり」という道具を使い、撹拌させ、表面を平に仕上げるのですが…これが難しい。
『平だろう!』と思い、妥協して作業を終えると後々の水管理に誤差が生じる。
※高低差が生まれると、水が行き届かない場所が出来るため、生育に誤差が出てしまう
また、波板の淵、圃場の隅を入念に踏み固め、水が流出しないよう注意を払います。
耕耘機の場合も要領は同じ。
水が下に抜けないよう、波板の淵と圃場の隅を何回も機械で回しながら代掻きを完成させるのです。
実は、この作業がとても苦手。
田んぼの特徴を見極め、土の感触やえぶりの使い方など
細かい作業を身に染み込ませ、早く慣れたいもんです。
水を溜めると、田んぼに命が灯る。
これから半年、決して楽ではない作業だけど
半年頑張れば、1年間のご飯が手元に残るってすごい事だと思います。
その恵みを育てさせてもらう田んぼに対して
感謝の気持ちを忘れず、田植え前の準備が一段落しました。
次はいよいよ待ちにまった田植え!
神山町地域おこし協力隊 / 植田
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